自作温室の作り方

DIY

「せっかく買った観葉植物が、冬になると毎年枯れてしまう…」 そんな悩みはありませんか?

特に氷点下10℃を下回る青森の冬は、並大抵の防寒では太刀打ちできません。 私は4度の失敗(全滅)を繰り返し、試行錯誤の末、5台目の自作温室でついに「冬でもマンゴーやバナナの新芽が出る環境」を作り上げることに成功しました。

この記事では、北国で熱帯植物を育てるための「絶対に失敗しない温室作り」のポイントを解説します。しかし、24時間暖房をつけて室温が20℃前後に保たれている家の方は温室は必要ありませんが。

なぜ「ビニール温室」や「発泡スチロール」ではダメなのか?

よくある「ビニール温室」や「発泡スチロール箱」での防寒。実は、これらには保温能力はあっても「加温能力」がありません。

結論: 寒冷地では、断熱された「箱」と、適切な「ヒーター(熱源)」のセットが不可欠です。

青森の現実: 外気が-10℃なら、熱源がなければ室内でも数時間で0℃〜5℃まで下がります。

ビニール温室
発砲スチロール箱

失敗から学んだ「温室設計」3つの鉄則

5台の温室を作って分かった、最も重要な要素は以下の3つです。

① 窓の「断熱」が命

熱のほとんどは窓から逃げます。

  • おすすめ素材: ポリカ中空ボード(4mm厚以上)
  • ガラスやアクリルより安価で、空気層があるため断熱性能が抜群です。
  • 壁の断熱: 壁の部分には、30mm厚の住宅用断熱材を仕込みます。

② ヒーターは「2段構え」で制御する

1台の強力なヒーターで管理しようとすると、温度ムラが激しくなり植物が焼けてしまいます。

  • ベースヒーター(底上げ用): 常に一定の熱を出す(例:100Wセラミックヒーター)。
  • 制御ヒーター(調整用): サーモスタットに繋ぎ、設定温度を下回った時だけ稼働させる(例:250Wパネルヒーター)。 この「2段構え」にすることで、温度制御が安定します。
ベースヒーター
制御ヒーター

③ サーキュレーターによる「空気の攪拌(かくはん)」

温室を作っても、上の方は暑く、足元は冷たいままになりがちです。

空気を動かすことで、ヒーター付近の「熱焼け」を防ぎ、温室全体の温度を均一にします。

私の温室スペックと現在の様子

現在、玄関の空きスペース(幅900×奥900×高1500)に設置した5号機がフル稼働中です。

  • 窓: ポリカ中空ボード 4mm
  • 壁: 断熱材 30mm
  • 冬の結果: 外は吹雪でも、中はマンゴーやバナナが次々と新芽を展開しています!
マンゴー/2024.3
モンキーバナナ/2024.3
温室外観
温室/扉開けたところ

今の温室の中は、観葉植物や熱帯植物がぎっしりと詰まっています。入りきらない植物たちは温室の上に置いています。

これから温室を作る方へ:失敗しないためのアドバイス

1から作るのは大変…という方は、市販の温室をベースにカスタマイズするのもアリです。

【これだけは守ってほしいチェックリスト】

  1. 隙間を徹底的に塞ぎ、密閉する。
  2. 必ずサーキュレーターで空気を回す。
  3. 温度計だけでなく「湿度計」を置き、加湿(水皿や霧吹き)を忘れない。

温室構成のイメージ図

最後に:冬を「耐える」から「楽しむ」へ

青森の冬は長いですが、温室があれば家の中に小さな南国を作ることができます。 「冬を越すための温室」から、「冬でも植物が成長できる温室」を目指してみませんか?

植物ライフが劇的に変わりますよ!

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