みかんの種は本当に発芽するの?
みかんを食べたときに出てきた種、「捨てずに植えたら芽が出るのかな?」と気になったことはありませんか。
実は、スーパーで買ったみかんの種でも条件がそろえばきちんと発芽し、鉢植えで観葉植物のように育てることができます。
この記事では、みかんの種の発芽方法から、植え方・育て方のコツ、初心者がつまずきやすい失敗例と対策までを、実体験をもとにわかりやすく解説します。
「家庭で果物を育ててみたい」「子どもと一緒に植物を観察したい」という方にぴったりのチャレンジですよ。

種の下処理
- 果物を食べた後、種を丁寧に取り出す。
- 果肉がついている場合は、水で洗い流す。
- 種を乾燥させ皮を剥く。
- 皮は種が発芽しないよう発芽抑制をしていますので、これを取り除きます。(重要)



発根準備
- 種を湿らせたキッチンペーパーに包み、密閉袋に入れて数日~数週間待ち発根させる。
- 遮光する(意外と大事)
- (直植えしたい場合はここを省略して直接土に植えてもよい。)
- 20℃前後の暖かい場所に置く。育苗器も参考にしてください
- 発根する時間は、温度環境で変わりますので時々確認する、乾いていたら水をかける。


低温処理について
種を暖かい場所に置く前に、冷蔵庫の野菜室(約+5℃)で1か月ほど保管し、寒さに当てることで発根が促進されると言われています。
ただし必須の作業ではありませんので、時間に余裕のある方は試してみてください。
ちなみに私は、ほとんどの種に低温処理を行っています。そのまま忘れて放置してしまうことも多いのですが、1~2か月ほど経つと、なぜか冷蔵庫の中で発根していることがあります(暖かくなくても発根するの?と不思議になります)。今では、発根するまで冷蔵庫で保管しています。
発根のきっかけは、温度・湿度・光・体内時計など、いったい何が作用しているのでしょうか。最近気づいたのですが、冷蔵庫で保管するメリットとして、室温に置くよりもカビが生えにくい点もあります。
発根後の植え付け
- 土は野菜用培養土か赤玉土小粒を用意する、肥料分がない土。
- 庭にある土は使わない、雑菌があるので病気になるかもしれない。
- 発根した種を根が下になるよう土に植え付ける。
- 発芽するまで土が乾かないように適度に水やりをする。
- 直射日光を避け、明るい場所で管理する。
- 温度は20℃前後


発芽後の育て方
- 発芽し本葉が出てきたら日光にあてる。
- 成長に合わせて鉢を大きくする。急に鉢を大きくしないで1号~2号大きくする。(1号は3cm)
- 定期的に肥料を与える。
- 温度は20℃前後


よくある失敗例と対策
- 室内にずっと置く→ダニなどで葉が病気になる→春から秋は外に出して日光によくあてる。
- 植え替えのとき大きい鉢にする→根腐れして枯れる→鉢は急に大きくしない
- 毎日水を上げる→土が乾くまで水をやらない(根は乾くと成長します)
- 寒さにあてる→天気予報を毎日チェックし最低気温が10℃を下回ったら、家に取り込む。冬越しの仕方を参考にしてください。
まとめ:みかんの種を育てる楽しみ
みかんの種は、正しく準備して植えれば高い確率で発芽します。
- 種はよく洗い、発芽抑制の皮をむく
- 清潔な培養土に植える
- 発芽までは乾燥させず、20℃前後をキープする
この3つを守るだけで、芽が出て元気に育ちやすくなります。
発根さえできれば、あとは比較的簡単。みかんの木は1本でも実をつけます。
もちろん結実までは年数がかかりますが、少しずつ大きくなる姿を観察するだけでも十分に楽しめます。
「食べたみかんの種から、自分だけの果樹を育てる」 ——そんな小さな挑戦から始めてみませんか?
「スーパーで買った果物の種の育て方」も参考になります。



コメント