種からみかんを育てる方法

みかんの種は本当に発芽するの?

みかんを食べたときに出てきた種、「捨てずに植えたら芽が出るのかな?」と気になったことはありませんか。
実は、スーパーで買ったみかんの種でも条件がそろえばきちんと発芽し、鉢植えで観葉植物のように育てることができます。

この記事では、みかんの種の発芽方法から、植え方・育て方のコツ、初心者がつまずきやすい失敗例と対策までを、実体験をもとにわかりやすく解説します。

「家庭で果物を育ててみたい」「子どもと一緒に植物を観察したい」という方にぴったりのチャレンジですよ。

ぽんかんの木3年生、こんなに大きくなります

種の下処理

  • 果物を食べた後、種を丁寧に取り出す。
  • 果肉がついている場合は、水で洗い流す。
  • 種を乾燥させ皮を剥く。
  • 皮は種が発芽しないよう発芽抑制をしていますので、これを取り除きます。(重要)
0.みかん
1.種の取り出し
2.種の下処理/皮を剥く

発根準備

  • 種を湿らせたキッチンペーパーに包み、密閉袋に入れて数日~数週間待ち発根させる。
  • 遮光する(意外と大事)
  • (直植えしたい場合はここを省略して直接土に植えてもよい。)
  • 20℃前後の暖かい場所に置く。育苗器も参考にしてください
  • 発根する時間は、温度環境で変わりますので時々確認する、乾いていたら水をかける。
3.発根準備
3.発根準備/発根

低温処理について

種を暖かい場所に置く前に、冷蔵庫の野菜室(約+5℃)で1か月ほど保管し、寒さに当てることで発根が促進されると言われています。
ただし必須の作業ではありませんので、時間に余裕のある方は試してみてください。

ちなみに私は、ほとんどの種に低温処理を行っています。そのまま忘れて放置してしまうことも多いのですが、1~2か月ほど経つと、なぜか冷蔵庫の中で発根していることがあります(暖かくなくても発根するの?と不思議になります)。今では、発根するまで冷蔵庫で保管しています。

発根のきっかけは、温度・湿度・光・体内時計など、いったい何が作用しているのでしょうか。最近気づいたのですが、冷蔵庫で保管するメリットとして、室温に置くよりもカビが生えにくい点もあります。

発根後の植え付け

  • 土は野菜用培養土か赤玉土小粒を用意する、肥料分がない土。
  • 庭にある土は使わない、雑菌があるので病気になるかもしれない。
  • 発根した種を根が下になるよう土に植え付ける。
  • 発芽するまで土が乾かないように適度に水やりをする。
  • 直射日光を避け、明るい場所で管理する。
  • 温度は20℃前後
4.植え付け
5.発芽

発芽後の育て方

  • 発芽し本葉が出てきたら日光にあてる。
  • 成長に合わせて鉢を大きくする。急に鉢を大きくしないで1号~2号大きくする。(1号は3cm)
  • 定期的に肥料を与える。
  • 温度は20℃前後
6.本葉が出たところ
7.大きく成長した例/レモンの木

よくある失敗例と対策

  • 室内にずっと置く→ダニなどで葉が病気になる→春から秋は外に出して日光によくあてる。
  • 植え替えのとき大きい鉢にする→根腐れして枯れる→鉢は急に大きくしない
  • 毎日水を上げる→土が乾くまで水をやらない(根は乾くと成長します)
  • 寒さにあてる→天気予報を毎日チェックし最低気温が10℃を下回ったら、家に取り込む。冬越しの仕方を参考にしてください。

まとめ:みかんの種を育てる楽しみ

みかんの種は、正しく準備して植えれば高い確率で発芽します。

  • 種はよく洗い、発芽抑制の皮をむく
  • 清潔な培養土に植える
  • 発芽までは乾燥させず、20℃前後をキープする

この3つを守るだけで、芽が出て元気に育ちやすくなります。

発根さえできれば、あとは比較的簡単。みかんの木は1本でも実をつけます。
もちろん結実までは年数がかかりますが、少しずつ大きくなる姿を観察するだけでも十分に楽しめます。

「食べたみかんの種から、自分だけの果樹を育てる」 ——そんな小さな挑戦から始めてみませんか?

スーパーで買った果物の種の育て方」も参考になります。

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